家で過ごしてよかった
60歳、まだ現役で働ける夫がステージ4の肺癌
長い間、背中の痛みを感じながら、運動による筋肉痛と思いストレッチを続けていたが、ある夜信じられない痛みを感じ、救急車を呼んで欲しい!搬送先の病院では痛み止めの座薬で帰り、後日病院で検査を受けると肺に影がある・・・肺癌ではないか?と、その後、脊髄に転移が判明。その影響で下半身麻痺に、そこから車いすの生活が始まる。
病院を転院し、下された病名は、肺癌「ステージ4」でした。しばらくは新しい病院での治療に専念していましたが、家から抗がん治療の通院ができると勧められ、同時に訪問看護も受けられることも知りました。
・訪問看護では全身状態の観察と保清ケア・・使えなくなってしまった足のカカトが褥瘡になってしまい、膿が外に漏れないよう尿取りパット等を使って保護シートを作りました。
・下半身が使えないので、排泄も難しく排便コントロールをしました。
・寝たきり状態になってしまったので、家族以外の人との会話がなく、訪問すると気分が変わると嬉しそうでした。
結果的に8ヶ月の闘病生活の中で5ヵ月程の関わりでしたが、訪問看護で患者様のケアを行いつつ、ご本人と話をしながら、ご家族様と関わり、信頼関係を築けたと思っています。
最期は家で息を引き取り、救急で呼ばれましたが、間に合いませんでした。ただ、家族の皆様は「訪看さんもう来るよ!!」とずっと声をかけていたそうです。
その声そ聞きながら、苦しい中、玄関の方に頭を上げ、待っているようでした。と言っていただけました。
ご家族の皆様は、闘病生活を家で支えるのは本当に大変ではあったけれど、本人の希望を叶えてあげられたこと、何よりも自分たち(ご家族様)が悲しい時期を乗り越えると、やり切った感があり、訪問看護を選択してよかった。とつくづくおっしゃっていました。